CMDBuild保守サポート
CMDBuild(ITIL構成管理ソフトウェア)とは
OTRSにもITIL準拠の構成管理の機能があるのですが、構成管理に特化したオープンソースであるCMDBuildを紹介します。本ソフトウェアは、2005年よりイタリアのTecnoteca社により開発をしており、オープンソースとしてAGPL v3ライセンスで公開されています。CMDBuildは、OTRSのようにインシデント管理などの機能がありませんので、インシデント管理などの他の管理プロセスとリンク(注意: CMDBuildではリレーションという)したいのであれば、このソフトウェアのみでは要件を満たす事が出来ませんので、OTRSとの併用が求められます。しかし、今後普及が予想されるdockerなどによるコンテナ化が進めば、1つの構成アイテムから階層的にリンクを張り、数階層に跨っての影響範囲を特定したり、グラフィカルに表示したいときは、このソフトウェアを利用するメリットがあると思われます。また、OTRSのようにOCS Inventory NGなどと連携してリポジトリ情報を自動取得が可能なソフトウェアです。
CMDBuild: http://www.cmdbuild.org/en/
Tecnoteca社: http://www.tecnoteca.com/en
CMDBuildの画面イメージの資料はこちらをご参照下さい。
(1)CMDBuildの機能紹介
CMDBuildで実現できる機能を紹介します。
①構成アイテムの管理
・構成アイテム(クラス)の種類を複数作成(削除不可)
・構成アイテム(クラス)間のリレーションの作成
・構成アイテム(クラス)間のリレーションをグラフ表示(4階層まで)
・構成アイテム(クラス)、その属性ごとのアクセス権限付与
・構成アイテム(クラス)の情報を検索
・構成アイテム(クラス)をCSVインポート、エクスポート
・リレーションの属性を定義
②Web管理者コンソール(ユーザー/管理モジュール)
③Webサービス(REST/SOAPインターフェース)
・OTRSと連携することで、OTRSのチケットから操作、OTRSへチケット生成が利用出来ます。
・RESTインターフェースは、2.3.0からの利用出来ます。
④他のオープンソースと連携機能
・OpenAudITと連携することで、サーバのリポジトリ情報の自動取得をCIに
自動インポートする事が出来ます。、OTRSへチケット生成が利用出来ます。
・Alfrescoと連携することで、ドキュメント管理が可能になります。
参考記事はこちら
・sharkと連携することで、ワークフローが可能になります。
・JasperReportと連携することで、レポーティング機能が可能になります。
⑤構成情報のCSV一括インポート機能
以下は、弊社の保守サポート契約を前提にパッケージをご提供致します。
・CIの情報を一括インポート
・CI間のリレーションを一括インポート
(2)CMDBuildの動作環境
CMDBuildは、以下のソフトウェアにより動作します。
・Tomcat 6/7
・PostgreSQL 9.3
・Redhat Enterprise Linux 6/7
CMDBuildの保守サポート
CMDBuildのライセンス購入、保守サポートのご依頼は、お問い合わせして頂いてご確認お願いします。
CMDBuildの導入実績
(事例1)http://192.168.3.100/wp/contact.html
・1万個以上ある構成アイテムを移行
・1万個以上あるリレーションを移行(CSVにて一括インポートできる機能を開発)