2017/12/25 桜井耕造
Google Homeによる音声で家電操作(IoT)
誰もがリモートで家電を操作したり、音声で動作させたりする夢の環境にしたいと思ったりすると思うので、現実の技術でどこまで出来るかを書いてみようと思う。(OTRSネタではなくて、すみません。)スマートフォンやGoogle Homeなどから家電製品を操作するためには、スマート家電コントローラが必要になる。Clova WAVEのようにスマート家電コントローラが内蔵されているものもあるが、Google HomeやAmazon Echoなどは、スマート家電コントローラを購入する必要だ。簡単にいうと、エアコン、TV、ビデオ、照明などの赤外線リモコンをこのスマート家電コントローラに記憶させて、このコントローラが代替して、命令するのだ。この設定は、どの機器もスマートフォンで実施する。お持ちのAIスピーカーと連携可否や簡単な特徴を纏めてみたので、ご参考に。(2017年12月25日現在)
スマートコントローラ名 | 価格 | 特徴 |
Nature Remo 製造元:Nature, Inc.(日本) |
¥13,000 | 2017年10月16日発売 ・Google Assistant対応(Google Home) ・AmazonAlexa対応(Amazon Echo) ・家電のリモコンから出る赤外線を登録し、スマートフォンで操作管理 ・応答がどの機器よりも早いらしい。 ・iRKitの後継機で赤外線出力を強化し飛距離を改善した(プログラミング不要) ・iOS10.0以降、Android 5.0以降の機種で設定 ※この製品は入手に予約してから1〜2ヶ月ほどかかる。 |
iRKit 製造元:maaash.jp(日本) |
¥7,700(Amazonにて) | 2014年1月15日発売 ・Google Home対応 ・AmazonAlexa対応 ・プログラミング要 ・家電のリモコンから出る赤外線を登録し、スマートフォンで操作管理・iPhoneアプリで設定 |
REX-WFIREX2 製造元:ラトックシステムとソフトバンク C&S |
¥8,000 | 2017年8月2日発売 ・AmazonAlexa対応(Amazon Echo) ・家電のリモコンから出る赤外線を登録し、スマートフォンで操作管理 ・「REX-WFIREX1」より赤外線出力を強化し飛距離を改善した ・iOS8.4以降、Android 4.4以降の機器で設定 |
RS-WFIREX3 製造元:ラトックシステムとソフトバンク C&S |
¥7,560(税込) | 2017年12月1日発売 ・AmazonAlexa対応(Amazon Echo)・Google Assistant対応予定・家電のリモコンから出る赤外線を登録し、スマートフォンで操作管理 ・iOS8.4以降、Android 4.4以降の機器で設定 |
eRemote RJ-3 Broadlin(中国) |
¥9,617(価格.comにて) | 2015年11月18日発売 ・Google Home対応 ・AmazonAlexa対応・家電のリモコンから出る赤外線を登録し、スマートフォンで操作管理 |
eRemote mini Broadlin(中国) |
¥6,980(Amazonにて) | 2016年11月1日発売 ・Google Home対応 ・AmazonAlexa対応 ・家電のリモコンから出る赤外線を登録し、スマートフォンで操作管理 |
iRemocon 製造元:Glamo(日本) |
¥22,400(Amazonにて) | 2016年12月8日発売 ・Google Home対応 ・AmazonAlexa対応 ・Apple Watchから家電をコントロール ・iPhoneアプリで設定 動作端末はこちら |
Nature Remoについて
私は、スマート家電コントローラの中で反応速度が一番早いと言われる「Nature Remo」を購入してみた。発売日に予約したので、11月初旬ぐらいに納品されてきた。使ってみると、iPhoneのボタンを押して命令したり、Google Homeで命令してから、スイッチが入るまでの時間がかかることが気になる。大体2〜5秒ぐらいかかるのだろうか。リモコンだと瞬時に切り変わるので、数秒でも遅いと気になるかもしれない。あと、Nature Remoは家電から赤外線が届く範囲に置く必要があるので、私はプリンターに貼ってしまった。(ちなみに、近日中にIFTTTを介さずにGoogle Homeに直接接続出来るようになるらしいです。)
リモコンの操作登録(Nature Remo)
①iPhoneで「Remo」アプリをダウンロード
②WiFiに接続
③リモコンボタンを登録
以下の記事の通り、1つずつリモコンのボタンごとに赤外線をかざして登録します。以下のURLを参考にすると良いです。
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1711/30/news058.html
ここまでの設定で、iPhoneで登録したリモコンの操作が出来ます。Google Homeから実行したいときは、IFTTTの設定が必要です。
IFTTTの設定
IFTTTの設定方法は、このURLを参考にすると良いです。先にNature Remoでリモコン操作の登録をしないと設定できません。IF文でGUIで動作条件を設定していく。”that”で”Nature Remo”の登録をすれば、家電を操作出来るようになります。
http://nature.global/jp/ifttt-setup/
まとめ
「電気をつけて」と音声で命令を出してから、照明が点灯するまで3〜4秒ほどかかる。リモコンで操作する方が明らかに早いけど、リモコンを探す手間を考えるとすごく便利です。スマートコントローラによって、レスポンス時間が違うようなので、最新の機器を使った方が良さそうだ。また、近日中にNature RemoからIFTTTを介さずにGoogle Assistantに命令できるようになるみたいで、今後対応済みのファームウェアにアップグレードすれば、もう少しレスポンスが早くなることが予想される。