2015/04/20 桜井耕造
資産管理のオープンソース(openMAINT)の紹介
<資産管理ソフトウェア: openMAINTの紹介>
openMAINTは、建物、設備、可動資産および関連の維持活動を管理するための資産管理のオープンソースです。CMDBuild(構成管理のOSS)をベースにイタリアのTecnoteca社により開発されたソフトウェアです。本ソフトウェアはオープンソースとしてAGPL v3ライセンスで公開されています。使用感は、以下の動画(英語版)を見るとイメージできるかと思います。
openMAINT: http://www.openmaint.org/en?set_language=en
Tecnoteca社: http://www.tecnoteca.com/en
ソフトウェアダウンロード: https://sourceforge.net/projects/openmaint/files/latest/download
ソフトウェアの機能: http://www.openmaint.org/en/documentation/online-demo-overview
プレゼン資料: http://www.slideshare.net/openmaint/slide-openmaint-eng?ref=
インストール手順: http://192.168.3.100/wp/archives/date/2015/04/
<新着情報> 2015年5月15日にopenMAINTの最新バージョンは、1.0がリリースされました。
ライセンス AGPLv3
(1)openMAINTで管理できること
①スペース&アセット・インベントリ
インベントリすることを可能にし、具体的なワークフローやレポートを管理します:
・集合住宅、建物、フロア、部屋
・設備(電気工場、水道、暖房/空調システム等排水システム、セキュリティ、データ伝送)
・上記の植物に属する技術的な資産
・家具
・外部インフラ(道路網、サイクルレーン、照明など)及び緑地(庭園、公園、など)
②ファシリティ&環境
③ロジスティック管理
④経済管理
⑤GIS&BIMのサポート
(2)openMAINTの機能
機能は、CMDBuildと殆ど同じように利用することになります。
①資産情報の管理
・資産情報の種類を複数作成(削除不可)
・資産情報間のリレーションの作成
・資産情報間のリレーションをグラフ表示(4階層まで)
・資産情報ごとにアクセス権限付与
・資産情報の情報を検索
・資産情報をCSVインポート、エクスポート
・リレーションの属性を定義
②Web管理者コンソール(ユーザー/管理モジュール)
③Webサービス(SOAPインターフェース)
・OCS Inventory NGと連携することで、リポジトリ情報の自動取得をCIに
自動インポートする事が出来ます。
・OTRSと連携することで、インシデントとの紐付けが出来ます。
推奨の動作環境
CMDBuildは、以下のソフトウェアにより動作します。
・Tomcat 7
・PostgreSQL 9.3
・OS: CentOS6/7,Redhat Enterprise Linux 6/7
・JDK: 1.6
・メモリ: 8GB
・ディスク: 120GB