2017/12/18 桜井耕造
Google HomeからOTRSのチケット作成
AIスピーカーについて
本年秋ぐらいからAIスピーカーと言われる機器が注目されている。ほぼ各社の製品が出揃い、何ができるか、違いについて纏めてみた。以下の表をご覧下さい。(2017年12月18日現在)
AIスピーカー名 | 販売会社 | 価格 | 特徴 |
Google Home | 定価:15,200円 | ・2017年10月6日発売 ・音楽(Play music)の再生(※1) ・ニュース・ラジオ・Podcastの再生(※1) ・天気予報(※1) ・アラーム・タイマー(※1) ・スケジュールを確認(※1) ・お店の場所や行き方を探す(※1) ・Android携帯を探す(※1) ・Bluetoothスピーカーとして利用(※1) ・GoogleアシスタントからIFTTTに連携(※1) IFTTTに連携ができれば、家電操作(IoT)など色々なことが出来て、メールなどのメッセージを送信できる。 ・Chromecast連携(※1) ・今後Nature Remoと直接連携が可能になる。(将来) |
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Google Home mini | 定価:6,480円 | ・2017年10月23日発売 ・Google Homeに比べてスピーカー性能(音質)は劣る ・機能はGoogle Homeと同じ(※1を参照) |
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Amazon Echo Plus | Amazon | 定価:17,980円 | ・2017年11月15日発売 ・Amazon AlexaからIFTTTに連携 ・Fire TV連携予定 ・Amazon Echoよりも音質(高音)が良い ・スマートホームハブ機能が搭載・上記以外はAmazon Echoと同じ機能(※2を参照) |
Amazon Echo | Amazon | 定価:11,980円 (Prime会員7,980円) |
・2017年11月15日発売 ・音楽(Prime Music、Amazon Music Unlimited、dヒッツ)再生(※2) ・ラジオ(TuneIn、radiko)再生(※2) ・カレンダー(Googleカレンダー、Office365、Apple iCloud)の予定の読み上げ(※2)・すき家のお弁当注文、スシローの持ち帰り注文(※2) ・Bluetoothスピーカーとして利用(※2) ・アラーム・タイマー・リマインダー(※2) ・Alexa対応スマート家電連携(※2) ・Amazon AlexaからIFTTTに連携(※2) ・今後Nature Remoと直接連携が可能になる。(将来) |
Echo Dot | Amazon | 定価:5,980円 | ・2017年11月15日発売 ・上記以外はAmazon Echoと同じ機能(※2を参照) |
Clova wave | LINE | 定価:14,000円 2018年1月31日までの期間限定定価:12,800円 |
・2017年10月5日発売 ・音楽(LINE Music)再生(※3) ・ニュース(LINE News)読み上げ(※3) ・ラジオ再生(※3) ・赤外線による家電操作(※3) ・LINEの送信・読み上げ(※3)LINE連携が特徴! ・カレンダー(Google Calnder)の予定の読み上げ(※3) ・おしゃべり(連続会話)(※3) ・Bluetoothスピーカーとして利用(※3) ・内蔵スマート家電コントローラ (Amazon Alexa/IFTTT未対応) ・Google Homeより音響が良い。 |
Clova Friends | LINE | 定価:8,640円 | ・2017年12月14日発売 ・Clova waveに比べてスピーカー性能(音質)は劣る ・LINE通話不可 ・上記以外はClova waveと同じ機能(※3を参照) |
LF-S50G | ソニー | オープン価格 (ソニーストアで24,880円) |
・2017年12月9日発売 ・Googleアシスタントを搭載したスマートスピーカー ・機能はGoogle Homeと同じ(※1を参照) ・防水、音響が良い。 |
G3 VC-GX30 | ONKYO | オープン価格 (価格.comで24,434円) |
・2017年11月30日発売 ・Googleアシスタントを搭載したスマートスピーカー ・機能はGoogle Homeと同じ(※1を参照) ・音響が良い。 |
AISonar | TIS | 未定 | ・未販売 ・議事録作成ができる。 |
音楽を楽しみたいならONKYOのG3 VC-GX30、風呂や台所で利用したいならソニーのLF-S50G、LINEを簡単にメッセージ送信した位ならLINEのClova wave、IoTとして家電を操作したいならGoogle HomeやAmazon Echoというように用途により選択すると良いのかもしれない。
Google Homeについて
まずは、色々と開発すれば実現出来そうなGoogle Homeについて、触ってみた。Google Homeの設定は、Google AssistantというサービスでGmailのアカウントでログインして設定する。従って、Webで設定が可能で、iPhoneやAndroidでもアプリがあるので、設定が可能です。発売日に私が購入した某量販店で「Androidがないと設定出来ません!」と言われたがそんなことはない。
音楽を再生したい時はPlay Musicと連携する設定をGoogle Assistantの設定をすることで、流行りの曲などを流すことが出来る。このGoogle Assistantの機能のみだけでは、家電操作やメール送信、Line送信などが出来ない。それを可能にするのがIFTTT(イフト)というWebサービスで、Google Homeはサポートしている。IFTTTは、各種外部サービスやIoTデバイスを連携させるプラットフォームで、「if~then」という簡易なプログラミング(レシピ)により、動作条件、アクションを定義することで、インターネット経由で動作させることが出来る。IFTTTで連携出来るWebサービスは、一部ですが次のようなものがある。
Google HomeからOTRSへメール送信
Google HomeとOTRSを連携出来ないかなと思い、簡単に出来そうなGoogle Homeへ言った内容をOTRSでチケット生成する仕組みを作ってみたので、簡単に実現方法を紹介する。
①IFTTTにログインする。
②上記の「My Applets」タブを選択し、「New Applet」を押下します。
③「this」を押下します。
④「Choose a service」で「Google Assistant」と入力して、「Google Assistant」のアイコンを押下します。
⑤「Say a simple phrase」のアイコンを押下します。
⑥次の項目を入力して「Create trigger」を押下します。
What do you want to say | 動作のトリガーとなる言葉を定義します。ここでは、Google Homeで受信した言葉です。 |
What’s another way to say it? | 2つ目の動作のトリガーとなる言葉を定義します。 |
And another way? (optional) | 3つ目の動作のトリガーとなる言葉を定義します。 |
What do you want the Assistant to say in response? | 動作トリガーを認識した時にGoogle Homeが応答する言葉です。 |
Language | 「Japanese」を選択 |
⑦「that」を押下します。
⑧「Choose a service」で「Gmail」と入力して、「Gmail」のアイコンを押下します。
⑨「Send an email」を押下します。続いて、「Finish」を押下すると設定完了です。
以上で、OTRSにメール送信されて、チケットを生成することができました。もう少し細かい設定をすれば、システム管理者が障害内容を口頭で簡単にチケットを作成したりできそうです。
次回以降で家電製品をNature Remoに登録して、Google Homeから家電製品を操作する方法をやってみようと思う。