2023/12/22 桜井耕造
OpenAuditのライセンス管理
ソフトウェアライセンス管理は、ライセンス違反による社会的・金銭的なリスクへの対応です。ソフトウェアは著作権で保護されており、意図せずともライセンスの違反を行うことは、著作権法違反の違法行為となります。使用しているソフトウェアの使用許諾契約に則って利用をしているか管理することはIT資産管理で重要なことです。
使用許諾契約に違反した利用は、刑事罰の対象となる恐れもあり、多額の賠償金を課せられることもあります。また、裁判などで不正利用が公表されれば、企業イメージや信頼の失墜に繋がります。公表されなくても、不正利用をすることでアップデートなどの適切なサポートが受けらないことで、セキュリティ脆弱性の対応が出来な無くなり、それによりハッキングされたりし、機密情報漏洩で被害を受けるリスクの生じてきます。
そこで、ソフトウェアライセンス管理をすることで、ソフトウェアライセンスの利用状況や利用端末などを把握し、様々なリスクを抑止することが出来ます。OpenAuditは少ないコストで、そのようなリスクを軽減するソフトウェアなのです。
OpenAuditのユーザー端末のインベントリ収集については、このURLをご参照下さい。ソフトウェアライセンス数が超過していないかと確認するときは、管理したいソフトウェア、ライセンス数を登録しておくことで、超過しているかを自動的に表示してくれます。超過していれば、ライセンスを追加で購入するとか、使用していないソフトウェアをアンインストールすることで対応が可能になります。例えば、アンインストールの対応で良ければ、OpenAuditを使用することで、無駄なライセンスを購入せずに済むことになります。
以下の画像は、「ウィルスバスター」のライセンスを3つ購入して、利用している端末を確認したものです。
また、ソフトウェアのセキュリティの脆弱性が発見されたときに、そのソフトウェアを使っている端末はどれか、バージョンは何を使用しているかを容易に把握することができて、セキュリティ対策としても活用が出来ます。