2021/12/10 桜井耕造
Znuny(チケット管理)の開発ロードマップ
Znunyの開発ロードマップは、次のように機能拡張される予定です。この計画は、延期される可能性がありますが、可能な限り予定通りに進めます。このロードマップは、ユーザーインターフェース(UI)の観点で改修することは含まれていません。エンタープライズで利用するためには、このユーザーインターフェースを個社ごとに改修することは欠かせません。このような対応は、当社の導入サポートで支援していきます。
Znuny(https://www.znuny.org/en)
(1)ステップ1(Zunuy 6.1.1)
リリース日: 2021年8月5日
Webサービスの機能
①改善されたRESTインターフェース
②チケットデータの送信(呼び出し元)
③タイムアカウンティングのエンドポイント
④トークン認証
⑤不在のときのエンドポイント
⑥Webサービスコネクタ(Mattermost、Slack、MSチーム、Twilio SMS)
⑦Webサービスのダイナミック・フィールドのバックエンド
⑧Webサービスの通知バックエンド
新しい商用アドオン
①Webサービスの認証同期バックエンド
②Webサービスの顧客企業のバックエンド
③Webサービスの顧客ユーザーバックエンド
④MySQL8のサポート
⑤ダイナミック・フィールドのバックエンド
⑥「最終閲覧」クイックアクセス
⑦ダイナミック・フィールド処理の改善
⑧拡張プロキシサポート
(2)ステップ2(Zunuy 6.2.1)
リリース日: 2021年10月27日
改善されたプロセス管理
①チケットのステータス変化(保留)を含みます。
②多くの新しい利用可能なアクション
③ダイナミック・フィールドから保留時間を設定
④ダイナミック・フィールドに空の値を設定
⑤ダイナミック・フィールドの特定の整数値をインクリメント
⑥チケットのウォッチャーを設定
⑦記事を作成して送信
⑧予定を作成
⑨他のオブジェクトへのリンクを追加する
⑩CIのデプロイメントステータスを変更
⑪遷移アクションの拡張オペランド
⑫プロセスが次にジャンプする場所を定義
⑬最初の記事がなくても通知を送信
⑭チケット内の現在のプロセスを変更
チケット属性の関係
⑮チケット属性と他のフィールドの間に関係を作成します。 したがって、より複雑なシナリオを作成できます。
プロセスの読み取り専ダイナミック・フィールド
⑯ユーザーに表示する読み取り専用の動的フィールドを作成します。
(3)ステップ3(Zunuy 6.3.1)
リリース日: 2022年2月9日予定
サービスデスクの新機能
①チケット/ユーザー基準に基づいて動的にビューを生成
②自分のチケット表示
③改善されたテンプレート
④高度な一括アクション
⑤カレンダーベースのチケット作成
⑥ダイナミック・フィールドの機能拡張
レポートの新機能
⑦たくさんのGrafanaテンプレート
⑧タイムアカウンティングでデフォルトでドロップダウンで指定
⑨自動タイムカウンター(読み取りと作業時間)
Excelエクスポートを含む。 日付と文字列の形式
(4)ステップ4(Zunuy 6.4.1)
リリース日: 2022年5月11日予定
ITSMの新機能
①新しい構成アイテムのタイプ
②構成アイテムでダイナミック・フィールドを活用
③リンクされたチケットに直接メモ(記事)を追加
④顧客ユーザーのCIを表示
Zunuyにライフサイクルポリシーは、以下のURLにて記載しておりますので、ご参照下さい。
Zunuyのリリース情報
上記のように活発に開発が進んでいます。因みにOTOBOについては開発ロードマップはありません。先半年後までの計画ですが、開発元のロードマップを示してくれると、オープンソースでも安心して利用できますね。
これまでZunuyについて以下の解説をしてきました。
第1弾: Znuny 6.2.1インストール手順 →こちら
第2弾: Znunyの様々なWebインターフェース →こちら
第3弾: Znunyの顧客ユーザーのユーザー管理 →こちら
第4弾: Znunyの開発ロードマップ →こちら
第5弾: Znunyのアドオンのインストール →こちら
第6弾: 高機能なZnunyのメール送受信機能 →こちら
第7弾: チケット管理のメール送受信の設定 →こちら
第8弾: チケット管理のキューの設定 →こちら
第9弾: ノンプログラミングでフィールドを追加 →こちら
第10弾: テンプレートの作成 →こちら
第11弾: メール通知の設定 →こちら
第12弾: ドロップダウン形式のフィールドを抽出表示 →こちら